研究課題/領域番号 |
16H04248
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生産工学・加工学
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
岡田 晃 岡山大学, 自然科学研究科, 教授 (60263612)
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研究分担者 |
岡本 康寛 岡山大学, 自然科学研究科, 准教授 (40304331)
篠永 東吾 岡山大学, 自然科学研究科, 助教 (60748507)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2016年度: 11,310千円 (直接経費: 8,700千円、間接経費: 2,610千円)
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キーワード | 電子ビーム / 金型 / 表面仕上げ / 熱伝導解析 / 穴底面 / 穴底面仕上げ / エッジ処理 / 電子軌道 |
研究成果の概要 |
大面積パルス電子ビーム照射により金型の高能率表面仕上げの高性能化を目的とし,まず,電磁場解析および熱伝導解析による凸部形状変化現象を解明した.そして,その現象を利用した微細バリ取りを検討し,放電加工やレーザ加工によって生じる熱加工ばりを効率的に除去できることを明らかにした.また,磁場制御による電子ビーム軌跡変化についても検討を行い,それを利用して穴底面の平滑化に取り組んだ.その結果,適切に磁場を制御することで穴底面の平滑化にも成功した.さらに,工作物の磁性や熱物性値が表面平滑化へ及ぼす影響についても検討を加えた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大面積電子ビーム表面仕上げ技術は,すでに単純形状の金型や金属部品の表面仕上げに一部実用されており,高能率表面仕上げ技術としての応用拡大が期待される.しかし,複雑形状や深穴底面の一括仕上げはこれまで困難であり,また,鉄鋼材料以外の表面平滑化特性は不明であった.本研究遂行によって,凸部へのビーム集中現象,磁場によるビーム制御の可能性,材料特性による表面平滑化特性の違いが解明されたことで本加工法の高性能化が実現できた.特に微細バリ取りや穴底仕上げの実用技術が確立できたことは,本加工法の応用拡大による金型や部品製造全体の高能率化・低コスト化に貢献できるものである.
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