研究課題/領域番号 |
16H04288
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機械力学・制御
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
中野 政身 東北大学, 未来科学技術共同研究センター, 教授 (40147947)
|
研究分担者 |
戸塚 厚 東北大学, 流体科学研究所, 技術専門職員 (40626313)
阿部 浩也 大阪大学, 接合科学研究所, 准教授 (50346136)
TIAN TONGFEI 東北大学, 流体科学研究所, 助教 (80772714)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2016年度: 8,320千円 (直接経費: 6,400千円、間接経費: 1,920千円)
|
キーワード | 機能性流体・材料 / マイクロ磁性粒子 / ナノ粒子 / 流動性パウダー / マグネトレオロジー / 車両用ブレーキ / 制動トルク / 電気自動車 / ドライMR流体 / ブレーキ設計法 / ブレーキバイワイヤ / 高速応答性 / 制御性 / 機械力学・制御 / 機能性流体 / ブレーキ / クラッチ / 磁気レオロジー流体 / 磁性パウダー / 鉄粒子 / 流動性 / 耐久性 / 動力伝達媒体 / 磁気レオロジー効果 / 自動車 |
研究成果の概要 |
本研究では、磁場に反応して粘性の変化する既存の油ベースのMR流体の特性上の種々の限界や使用上の制約を克服するために、分散媒として液体を用いないで気体を用いるドライMR流体を提案し、その磁性微粒子からなる粉体としての流動性を向上しつつ、かつ大きなMR効果を発揮するドライMR流体を新規に創製している。創製したドライMR流体を単一円盤型ロータを有するモデルMRブレーキ装置に充填して基本的なブレーキ特性を把握している。その結果に基づいて比較的使用環境が苛酷な小型EV用のドライMR流体ブレーキを設計・開発し実装して、十分なブレーキ性能と高速応答性及び高い制御性があることを実証している。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
磁場に反応して粘性の変化するMR流体は、その特筆すべき機能性から種々の工学的応用が試され、また実用化もなされてきている。本研究では、その分散媒として油を用いることによる特性上の種々の限界や使用上の制約を克服するために、分散媒として液体を用いないで気体を用い流動性を向上した磁性微粒子の粉体からなるドライMR流体を新規に創製しており、機能性新素材の研究開発という面において学術的意義がある。また、創製したドライMR流体を小型EV用の四輪ブレーキに適用して優位性と有用性を実証しており、既存の技術を凌駕するかなり高度な革新的な制動技術の実現やEVの全電動化等に貢献することに繋がり、社会的意義も大きい。
|