研究課題/領域番号 |
16H04301
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知能機械学・機械システム
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
丸山 央峰 名古屋大学, 工学研究科, 准教授 (60377843)
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研究協力者 |
新井 史人
本田 文江
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
14,820千円 (直接経費: 11,400千円、間接経費: 3,420千円)
2018年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2016年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
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キーワード | ナノマイクロメカトロニクス / マイクロ・ナノメカトロニクス / マイクロ・ナノデバイス / ナノ・マイクロメカトロニクス |
研究成果の概要 |
本研究課題では,トップダウン・ボトムアップ的アプローチを統合したオンチップ細胞解析システムとして,1)光局所加熱による超高速細胞内導入を用いたボトムアップ細胞計測として,1064 nmおよび808 nmの異なる波長の赤外光を用いた蛍光センサの光操作および光加熱による細胞導入法の実現,2)トップダウン細胞計測に用いる蛍光センサの計測寿命延長のための,ハイドロゲル内の蛍光色素の拡散現象を用いた蛍光回復を用いた長寿命なハイドロゲル光環境センサの計測方法を用いて1000回以上の蛍光環境計測の実現,といった光計測法を用いたオンチップ細胞計測に必要な基盤技術を確立した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,オンチップで操作可能な蛍光センサとチップ内に集積した蛍光センサアレイにより,細胞培養,環境制御,光ピンセットによる単一ウイルスの特定細胞への感染,細胞内局所計測,細胞集団計測に至るまでの一連の細胞解析プロセスをオンチップで行う点にある.一貫してオンチップで行うことで外乱の影響を受けにくくできる特徴がある.将来,ウイルス増殖を予防する新薬等の新たな診断・治療法に関する知見が得られる可能性があり,医療技術の発展にも貢献でき世界的に大きなインパクトとなり,生物科学との学際領域におけるブレイクスルーが期待される.
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