研究課題/領域番号 |
16H04316
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電力工学・電力変換・電気機器
|
研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
野口 敏彦 静岡大学, 工学部, 教授 (10237828)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2018年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2017年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2016年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
|
キーワード | 電気機器工学 / 電気自動車 / ハイブリッド車 / 省エネルギー / エネルギー効率化 |
研究成果の概要 |
負荷短絡形とドライブ回路付加形のスイッチングアシスト回路を降圧チョッパ,電力双方向昇降圧チョッパ,インバータに組み込んでプロトタイプを試作した。前者は寄生出力容量に蓄積されるエネルギーを直流電圧源に回収したり,負荷へ転送することができるため総合効率が改善される。ドライブ回路付加形はゲートドライブ回路電源を利用して寄生出力容量を高速に充電する方式であり,相補的スイッチングに伴って直流電源から寄生出力容量へ突入する短絡電流を抑制することができるため変換効率が向上する。電力双方向昇降圧チョッパでは2~4%,インバータでは軽負荷時に6%の効率改善を実現した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
スイッチングアシスト技術を各種電力変換器に適用することによって,軽負荷時に支配的なスイッチング損を低減し変換効率を改善することができる。電気自動車やハイブリッド車,空調機など多くの電力変換器応用分野では軽負荷運転が長時間に及ぶことが一般的であり,この軽負荷状態での損失低減が実現できることにより大きな省エネルギー効果が期待できる。特に,装置の小型化のため電力変換器のスイッチング周波数を高周波化する傾向にあるが,スイッチングアシスト技術は高周波になればなるほどスイッチング損の低減効果が大きく現れるため,省エネルギー化やエネルギー効率化を推進する社会において重要となる。
|