研究課題/領域番号 |
16H04352
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電子デバイス・電子機器
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
田中 輝光 九州大学, システム情報科学研究院, 助教 (20423387)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 9,100千円 (直接経費: 7,000千円、間接経費: 2,100千円)
2016年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
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キーワード | 磁気記録 / 磁性細線 / マイクロマグネティックシミュレーション / 磁壁移動型メモリ / マイクロマグネティクス / マイクロマグネティックス / 磁壁移動ストレージデバイス / 磁気デバイス / 磁壁移動 / 垂直磁化細線 / ストレージデバイス |
研究成果の概要 |
磁壁移動型情報記録デバイスの安定動作に関する研究である。垂直磁化材料として用いられる磁性薄膜の磁壁抗磁力に関して下地層の効果などを検証した。また、磁性薄膜を多層化することで磁壁の構造変化に伴う磁壁移動速度の不安定化を解消し、安定に動作させることができることをマイクロマグネティックシミュレーションによって示した。また、有限要素法とマイクロマグネティックシミュレーションを併用して3次元構造のレーストラックメモリにおける安定したビットシフト動作の実現性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
世界で毎年新たに生まれる情報量は増加の一途をたどっており、情報記録デバイスの大容量化・高速化・高信頼化は今後益々重要になる。本研究は次世代の情報記録デバイスである磁壁移動型ストレージデバイスにおける重要な課題である「磁壁転送の安定化」に関するものである。本研究では、情報担持体である磁性体の磁気特性に関して実験的に検証し、情報転送時の省エネ化や情報担持体の構造に工夫を凝らすことで情報記録デバイスの安定した動作を実現できることをコンピュータシミュレーションによって示している。
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