研究課題
基盤研究(B)
本研究では、急峻なスイッチング特性を有するトランジスタと圧電体を集積化することで超音波信号を高感度に受信する方法の開発に取り組みました。急峻スイッチング特性が強誘電体/半導体ヘテロ構造において、定常状態と非定常状態の遷移から発現する新しい機構を理論的に見出しました。また、高性能な圧電体薄膜の開発にも取り組みました。数μm程度の厚みを有する有機強誘電体薄膜が超音波検出に有用であることを見出しました。
超音波画像診断は、現代医療において欠かすことができないものになっています。本研究では超音波診断装置の空間分解能の向上に向けて、高感度の超音波の受信方法の開発に取り組みました。負の静電容量という特異な性質を利用した、急峻なスイッチング特性を有するトランジスタの動作メカニズムを理論的に明らかにしました。これは超音波の高感度検出に有効であるだけでなく、低消費電力の論理演算素子の実現においても有用な知見と考えます。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 4件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (14件) (うち国際学会 7件、 招待講演 1件)
AIP Advances
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Journal of Physics of Conference Series
巻: 印刷中
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10.7567/jjap.55.10ta17