研究課題/領域番号 |
16H04360
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 岩手大学 |
研究代表者 |
本間 尚樹 岩手大学, 理工学部, 教授 (70500718)
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研究分担者 |
西森 健太郎 新潟大学, 自然科学系, 研究教授 (90500611)
竹村 暢康 日本工業大学, 基幹工学部, 准教授 (90747023)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2016年度: 11,700千円 (直接経費: 9,000千円、間接経費: 2,700千円)
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キーワード | MIMO / センシング / バイタルサイン / センサ / アレーアンテナ |
研究成果の概要 |
本研究では,MIMO技術を活用したヒトセンシング技術の確立に取り組んだ.本研究で得られた成果は,(A)心拍観測精度の向上と(B)ヒト位置・状態推定の二つに大別される.成果(A)について,従来のマイクロ波による心拍推定法は著しく精度が低いことが問題となっていた.本研究では時空間信号処理技術を導入することで従来方式よりも精度が高く安定した心拍推定技術を確立した.成果(B)について,MIMOシステムで得られる伝搬チャネル特性を解析することで,ヒト由来の反射波成分の角度分布特性・時変動特性からヒト位置やドップラー成分発生部位を抽出することによって,ヒトの状態や行動を推定する方法を確立した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
要介護者の見守り手段として用いられてきたカメラ等の光学的手段とは異なり,プライバシー保護に有効であり,死角や暗所でも検出が可能な非接触マイクロ波バイタルサイン検出技術を確立した.本手法によればアレーアンテナを用いることで,少ない周波数資源で高感度なヒトセンシングを実現できる.新たな心拍推定手法やヒトの状態・行動推定について新たな知見が得られ,学術的に意義のある成果が得られている.また,本技術実用化の暁には介護負担の軽減や循環器系発作の迅速な検知など医療・福祉分野に資することが期待される.
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