研究課題/領域番号 |
16H04374
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
計測工学
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
田中 洋介 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (20283343)
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研究分担者 |
塩田 達俊 埼玉大学, 理工学研究科, 准教授 (10376858)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2017年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2016年度: 8,450千円 (直接経費: 6,500千円、間接経費: 1,950千円)
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キーワード | 光ファイバセンサ / 光周波数コム / 多モード光 / ブリュアン散乱 / 光ファイバ回折格子 / 歪み計測 / 温度計測 / 曲げ計測 / 計測システム |
研究成果の概要 |
本研究では、光周波数コムと呼ばれる周波数間隔一定の多波長光を用いた高速かつ高精度なファイバセンシングの実現を目標として検討を開始した。この手法はブリュアン利得スペクトルが光源の周波数掃引なしで測定できるため、短時間測定が可能である。利得スペクトルの一括測定に加え、光周波数コムによる多モード誘導ブリュアン散乱を用いたセンシングのでは、従来手法に対し最大で3桁の感度拡大が可能な測定系を実現した。また、本研究を進める中で関連するファイバセンシング技術として、光ファイバ回折格子を多点設置した高精度測定を着想し、実験による検証に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では光周波数コムによる多モード誘導ブリュアン散乱光の発生と分布型光ファイバセンシング応用を中心に、関連する計測技術も含めて幅広く検討を行った。特殊な光ファイバを使うことなく、計測の測定感度が任意に制御可能な本手法は、今後、他のセンシング技術にも応用可能と考えられ、当該分野発展への貢献が期待される。同時に、本研究で検討した技術は、橋梁、堤防、ビル、航空機などの大型構造物体の状態監視に応用できることから、将来的には防災や安全の観点から社会に貢献できる。
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