研究課題/領域番号 |
16H04389
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
土木材料・施工・建設マネジメント
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
佐川 康貴 九州大学, 工学研究院, 准教授 (10325508)
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研究分担者 |
五十嵐 豪 東北大学, 工学研究科, 助教 (10733107)
富山 潤 琉球大学, 工学部, 准教授 (20325830)
合田 寛基 九州工業大学, 大学院工学研究院, 准教授 (20346860)
上田 尚史 関西大学, 環境都市工学部, 准教授 (20422785)
黒田 保 鳥取大学, 工学研究科, 教授 (30263487)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2016年度: 9,620千円 (直接経費: 7,400千円、間接経費: 2,220千円)
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キーワード | アルカリシリカ反応 / 劣化予測 / 膨張量 / アルカリラッピング / アルカリシリカゲル / 反応速度論 / 曝露試験 / アルカリ総量 / 膨張予測 / シミュレーション / コンクリート / 加速試験 / ASR / コンクリートプリズム / 膨張率 / ペシマム現象 |
研究成果の概要 |
本研究は,アルカリシリカ反応(ASR)を生じるコンクリートの膨張挙動を予測する手法を構築することを目的とした。コンクリート中の空隙水のアルカリ濃度に相当するNaOHを含浸させた不織布でコンクリート角柱をラッピングし,加速試験(AW-CPT法)を提案,実施し,膨張挙動を表す各種パラメータを求めた。それらを,反応速度論に基づく数値解析手法に導入した結果,自然環境下に設置した曝露供試体の膨張挙動を精度よく再現できることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
代表的なインフラ構造物であるコンクリート構造物において近年,アルカリシリカ反応(ASR)と呼ばれる膨張による劣化現象が散見されているが,維持管理で有用となる劣化予測手法が未だ確立されていないのが現状である。本研究で提案した加速試験法(AW-CPT)および数値解析手法による成果は,ASR膨張予測の精度・信頼性向上に寄与するとともに,抑制対策を検討する上で必要となる膨張機構の解明,加速倍率の設定に貢献できる。また,この結果は,インフラ構造物の効率的な維持管理や,適切な補修時期の選定に有用である。
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