研究課題/領域番号 |
16H04396
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
構造工学・地震工学・維持管理工学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
舘石 和雄 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (80227107)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
12,220千円 (直接経費: 9,400千円、間接経費: 2,820千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
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キーワード | 疲労 / 面外曲げ / 溶接 / 板曲げ応力 / せん断応力 / 疲労き裂進展解析 / 破壊力学 / 溶接継手 / ICR処理 / FRP接着 / 疲労き裂 / 維持管理工学 / 鋼橋 / 面外曲げ応力 |
研究成果の概要 |
本研究では,繰返し面外曲げおよびせん断力を受ける鋼板から発生した表面き裂に対して,き裂の進展挙動を推定する手法を検討した.試験体の板曲げ疲労試験を行い,得られた破面から3次元的なき裂の進展経路を確認した後,有限要素解析を用いて,き裂最深部の残存板厚内に生じる応力成分の推定方法を構築した.各き裂形状に対して,残存板厚内に作用する板曲げ応力,膜応力および平均せん断応力を用いて2次元のき裂進展解析を実施し,表面き裂最深部のき裂進展経路を推定できることを示した.また,疲労き裂の上にCFRPシートを貼ることにより,疲労き裂の進展を抑制できることを示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
面外曲げ応力によって発生する疲労き裂は,これまでに事例の多い損傷であるにも関わらず,その進展挙動は複雑であり,未解明な点が多い.本研究において,実際の3次元的なき裂の進展挙動を2次元解析で再現することに成功した.これにより,き裂進展シミュレーションが格段に容易に行うことができるようになり,さまざまな要因に支配されるき裂の進展挙動を解析的に予測するための道具が整った.
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