研究課題/領域番号 |
16H04399
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
構造工学・地震工学・維持管理工学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
五十嵐 晃 京都大学, 防災研究所, 教授 (80263101)
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研究分担者 |
古川 愛子 京都大学, 工学研究科, 准教授 (00380585)
党 紀 埼玉大学, 理工学研究科, 助教 (60623535)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)
2018年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 9,230千円 (直接経費: 7,100千円、間接経費: 2,130千円)
2016年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 耐震 / 制震 / 免震 / 防災 / 構造工学・地震工学 |
研究成果の概要 |
ネパール・パタンの歴史的組積造建物および熊本の通潤橋を対象とした漸増動的解析により,実際にそれぞれの構造物が経験した2015年ゴルカ地震および2016年熊本地震で見られた損傷レベルの評価の妥当性および地震動レベルとの関係を明らかにした。また、曲線橋梁の構造モデルを用い水平2方向入力と桁・橋台の衝突による回転を考慮した漸増動的解析を行い、フラジリティカーブでの評価を行った。曲線橋の場合、2方向同時作用による地震リスクが増加することを定量的に示した。 以上の結果を踏まえ、2方向地震動と漸増動的解析を用いた構造物の耐震性能評価と設計照査法に関するとりまとめを行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
設計地震動を超えるレベルの地震における致命的な損傷を回避する「危機耐性」や、機能損失の限定化や早期の復旧性を含めた要求である「レジリエンス」を構造設計への取り入れを図ることの重要性が認識されている。これらの観点からの性能評価のための手段として漸増動的解析の有効性や、より現実的な条件を考慮した性能評価としての多次元地震動入力の活用とその評価の実際的な検証を行い、有効性および今後の方向性を明らかにした。
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