研究課題/領域番号 |
16H04466
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築環境・設備
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
Lim Eunsu 東洋大学, 理工学部, 准教授 (50614624)
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研究分担者 |
伊藤 一秀 九州大学, 総合理工学研究院, 教授 (20329220)
金 勲 国立保健医療科学院, 生活環境研究部, 主任研究官 (00454033)
小林 知広 大阪大学, 工学研究科, 准教授 (90580952)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2016年度: 12,740千円 (直接経費: 9,800千円、間接経費: 2,940千円)
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キーワード | 換気効率 / Net Escape Velocity / Net Escape Probability / Purging Flow Rate / 不均一汚染物質分布 / 室内空気環境 / 建築環境 / 建築設備 / 計算流体力学 / 空気環境 / 換気量 / 局所換気 / Net Escape Velosity / CFD / 建築環境・設備 / 室内汚染 |
研究成果の概要 |
室内汚染物質の不均一濃度分布を利用し,室内環境設計の高度化による清浄な空気質環境創出を目的とし,以下の研究課題を推進した. [1]局所汚染物質(スカラー量)の排出効率を示す新たな換気効率評価指標Net Escape Probability (NEP)の概念を提案し,[2]数学的定義,物理的意味と数値解析手法を整理した.[3]NEPとNet Escape Velocity (汚染物質の排出速度,NEV)の概念により様々な環境下の不均一濃度場形成構造を解明し,換気・環境設計への適用可能性と有用性を検証した上,[4]室内不均一濃度場分布に基づいた高精度・高効率換気設計法を提案した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
室内環境設計の高度化を達成するためには,制御対象とする局所領域の精緻化と,究極の局所領域となる質点(ポイント)での環境評価が必須となる.本研究では,室内空間における汚染物質の濃度を決定する汚染物質の直接排出確率Net Escape Probabilityと再帰確率Returning Probabilityを提案し,その数学的定義,物理的意味,数値解析手法も整理しており,学術的意義が非常に高いと云える.先行研究で開発した汚染物質の排出速度Net Escape Velocityと一緒に評価することで,室内環境設計の高度化を可能とする換気設計法を示したことは社会的意義が高い.
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