研究課題/領域番号 |
16H04467
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築環境・設備
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研究機関 | 新潟工科大学 |
研究代表者 |
富永 禎秀 新潟工科大学, 工学部, 教授 (00278079)
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研究分担者 |
五十嵐 賢次 新潟工科大学, 工学部, 准教授 (20715180)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)
2019年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2016年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
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キーワード | モデリング / 風 / 雪荷重 / 偏分布 / CFD解析 / 積雪分布 / CFD / 克雪建築 / 設計支援 / 屋根雪 / 雪処理 / 建築 |
研究成果の概要 |
これまで筆者らが開発してきたCFDに基づく飛雪現象の予測手法を、建物周辺、特に屋根上積雪分布に適用し、その精度を検証した。特筆すべき成果としては、従来より筆者らが実施してきた雪面形状の変化が流れ場に影響を及ぼさない解析手法(Single解析)に対して、降雪イベントをいくつかのphaseに分け、形状変化が流れ場に及ぼす影響を考慮する解析手法(Phase解析)を提案し、Single解析に比べて全体的に積雪深が増加し、観測に近づく他、観測結果に見られる細部における積雪深分布の傾向も再現する傾向にあることを提示したことである。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、申請者の有するこれまでの研究成果・蓄積を建築工学、理学などの各分野の知見と融合することによって、建築物周辺の積雪の不均一分布のモデリング技術を構築した点で学術的な意義がある。また研究者らの所属機関の立地性を最大限活用し、準実大スケールモデルを対象とした積雪分布及び気象条件の時系列変化を詳細に測定する実測調査を行い、モデリングの精度検証に使えるような観測データを整備した点にも社会的な意義がある。本研究成果により、建物周辺の不均一積雪分布のモデリング手法が確立されることで、設計段階において建築物周辺で発生する雪に関する各種の障害を事前に把握することが可能となると期待される。
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