研究課題/領域番号 |
16H04497
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
無機材料・物性
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
岸本 昭 岡山大学, 自然科学研究科, 教授 (30211874)
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研究分担者 |
寺西 貴志 岡山大学, 自然科学研究科, 准教授 (90598690)
林 秀考 岡山大学, 自然科学研究科, 准教授 (90164954)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2016年度: 10,010千円 (直接経費: 7,700千円、間接経費: 2,310千円)
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キーワード | ミリ波 / ジルコニア / セリア / チタニア / 拡散 / 燃料電池 / セラミックス / 接合 / 拡散係数 / 相互拡散 |
研究成果の概要 |
セリア-ジルコニア系での相互拡散はCeイオン濃度が大きいほど促進量が大きく、いずれの濃度でもミリ波照射下の方が大きな値を示した。これはセリアがジルコニアよりミリ波を吸収するため、各地点に存在するCeイオンが、その効果を受け拡散の駆動力であるエネルギーが増大したためだと考察している。チタニア-酸化スズ相互拡散で電気炉・ミリ波拡散ともチタニアのビッカース硬度は向上したが、曲げ強度はミリ波拡散のみで向上となった。置換量の少ないセリアおよびジルコニアにミリ波加熱を行うと低温焼結でき、陽イオン移動促進が示唆された。また、粒成長や曲げ変形に対しては抑制することができ、関連した陽イオン移動抑制が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ミリ波照射により拡散が促進され、その度合いがミリ波吸収に依存することがわかった。またこれまでは促進一辺倒であったミリ波照射効果であるがある条件では抑制もありうることが示された。
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