研究課題/領域番号 |
16H04505
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
複合材料・表界面工学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
吉川 彰 東北大学, 金属材料研究所, 教授 (50292264)
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研究分担者 |
黒澤 俊介 東北大学, 未来科学技術共同研究センター, 准教授 (80613637)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)
2018年度: 5,330千円 (直接経費: 4,100千円、間接経費: 1,230千円)
2017年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2016年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
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キーワード | シンチレータ / X線検出器 / 共晶体 / 結晶成長 / 超高解像度放射線検出器 / X 線位相イメージング / 形状制御結晶成長 / 結晶工学 / 放射線検出 / イメージング / 一方向凝固 / 医療画像装置 / 放射線 / X線 |
研究成果の概要 |
共晶体を用いた相分離シンチレータにより、1μm の解像度を持つ検出器を具現化することに成功した。①GdAlO3/ Al2O3 を基本組成とし、元素置換による結晶構造変化と各相間で許容される角度誤差を検討し、共晶組成・作製方位等を最適化した。②大口径相分離シンチレータをマイクロ引下法 および EFG 法により作製する技術を開発し、10 ㎜角の大口径化を達成した。③既存の CCD 検出器と組合せた X 線位相イメージング検出器を開発し、原理検証までを行った。ミクロンオーダーの超高解像度放射線検出器が実現した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、光導波性獲得を目標とした、元素置換による構造制御、配向性制御を系統的に研究した。共晶相の微細組織をバルクのスケールで制御するには共晶相図、界面の方位制御、面内温度分布の均質性等が相互に影響しあうため、その体系的な理解は結晶成長研究分野における学術的な意義も大きい。今回開発したX線位相イメージング検出器は従来見えなかった癌病巣、高齢者に患者が多い関節リウマチ・変形性膝関節症における軟骨という軟組織のX線位相イメージングを可能となる装置の実現に繋がり、早期発見により重症化前治療を可能にすることで生活の質(QOL)の向上に資する。
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