研究課題/領域番号 |
16H04547
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
金属・資源生産工学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
小山 佳一 鹿児島大学, 理工学域理学系, 教授 (70302205)
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研究分担者 |
三井 好古 鹿児島大学, 理工学域理学系, 准教授 (90649782)
伊藤 昌和 鹿児島大学, 総合科学域総合教育学系, 准教授 (40294524)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2019年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2017年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2016年度: 7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円)
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キーワード | 強磁場 / 平衡状態図 / 磁場中合成 / 強磁性体 / 磁場効果 / 状態図 / 金属物性 / 結晶成長 / 磁性 / 反応・分離工学 |
研究成果の概要 |
強磁場中状態図を評価と磁気エネルギーの利得で進む磁場化学反応促進効果について、次の主な成果を得た。(1)世界最高磁場19Tでの磁場中熱処理急冷炉を開発した。(2)MnBiの磁場化学反応促進効果の起源は主に強磁性相核生成数の増加による。(3)磁場勾配を利用すれば0.5T程度でもMnBiの磁気分離が可能と示唆された。(4)MnAlで磁場誘起非磁性ー強磁性相変態の起源は、非磁性イプシロン相ー強磁性タウ相変態促進とベータ相変態抑制による。(5)MnAlでCによるエプシロン相安定化を見出した。(6)MnAlZnで効率的タウ相磁場中合成法を開発した。(7)MnCuAlで結晶サイズの磁場抑制効果を見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で、機能性磁性材料5種類の磁場効果を解明し、3件の磁場効果の起源を突き止めた。世界最高磁場中強磁性物質合成に成功した。磁場中平衡状態図の計算法の開発が進み、効率的に磁場中材料開発が可能になった。助成期間に9編の査読付き論文発表、3度の国際会議招待講演成果公表、4件の関連特許出願、2017年1月には南日本新聞誌上で研究成果が報道発表されるなど、本研究の学術的意義と社会的意義は高いことを示した。
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