研究課題/領域番号 |
16H04556
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
化工物性・移動操作・単位操作
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
松本 道明 同志社大学, 理工学部, 教授 (10157381)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
13,520千円 (直接経費: 10,400千円、間接経費: 3,120千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2017年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2016年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
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キーワード | イオン液体 / 水性2相 / 深共晶溶媒 / 分離 / 反応・分離工学 / 水性2相 / 抽出 / 液膜 / バイオマス |
研究成果の概要 |
イオン液体は不揮発性,難燃性で,安全面に優れることから新しい溶媒として注目されている.一方で精製が難しいことからイオン液体は一般に依然として汎用溶媒として用いるには高価である.本研究では安価な物質を混合することによりイオン液体類似の機能を発現することができるプロトン性イオン液体(PIL)や深共晶溶媒(DES)の新しい分離媒体としての機能を検討した.特に注目したのが環境負荷の小さい水性2相抽出へのこれらの物質の応用である.本研究で得られた主な成果,PILおよびDESを用いた新規水性2相系の構築およびバイオ関連物質の分離が可能であることを示した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生体関連物質の工業的生産において分離プロセスは全コストの50%以上を占めるといわれ,環境負荷の小さくかつ経済的な分離システムを構築は喫緊の課題である.本研究ではこのために本研究では環境負荷の小さくかつ安価に合成できるプロトン性イオン液体や深共晶溶媒といった新規な溶媒を用いた新規水相2相系を用いた分離プロセスを提案し.ジオールやタンパク質の分離に有効であることを示した.
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