研究課題/領域番号 |
16H04557
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
化工物性・移動操作・単位操作
|
研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
新戸 浩幸 福岡大学, 工学部, 教授 (80324656)
|
研究協力者 |
瀬戸 弘一
廣橋 由美子
塚本 七海
麻生 早紀
川口 紗苗
瀧口 未歩
竹本 聡
栁場 俊亮
江藤 勇気
河野 鷹春
鹿島 綾香
中島 可奈英
泊 健人
山下 勝也
兒玉 碧
熊谷 理奈
増田 優太
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
18,200千円 (直接経費: 14,000千円、間接経費: 4,200千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2016年度: 11,440千円 (直接経費: 8,800千円、間接経費: 2,640千円)
|
キーワード | 生体ソフト界面 / タンパク質コロナ / 相互作用 / 大食細胞 / 粒子 |
研究成果の概要 |
細胞に対する粒子の付着量および取込量を単一粒子・単一細胞レベルかつハイスループットで解析可能なフローサイトメトリー技術を開発した。この付着量と取込量は、コロイドプローブ原子間力顕微鏡法によって測定された付着力、走査型電子顕微鏡によって観測された取込速度とそれぞれ定性的に一致した。 タンパク質で表面被覆または糖鎖で表面修飾された粒子を作製し、粒子の表面特性が大食細胞(マクロファージ)への粒子付着・取込の力、量・個数、速度に対して及ぼす影響を検討した。これら付着力・付着量はマイクロファージ内部への粒子の取込速度と必ずしも相関しなかった。詳細なメカニズム解明のためには、さらなる研究が必要である。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大食細胞(マクロファージ)への微粒子の付着・取込は、生体がもつ免疫系での一連のプロセスの最上流に位置し、複数の物理化学的および細胞生物学的な相互作用が関与する極めて複雑な現象である。この現象を理解することは、微粒子の生体影響評価、先端医療を支えるバイオマテリアルの表面設計など、多くの分野において極めて重要である。しかし、基礎的な理解がなされないまま、研究・開発が進められることが多い。本研究において開発された「細胞への粒子の付着・取込」に関する単一粒子・単一細胞レベルの観測技術およびモデル粒子の作製技術は、マクロファージへの粒子の付着・取込の詳細メカニズム解明に向けて、貢献すると考えられる。
|