研究課題/領域番号 |
16H04598
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
船舶海洋工学
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
川村 恭己 横浜国立大学, 大学院工学研究院, 教授 (50262407)
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研究分担者 |
岡田 哲男 横浜国立大学, 大学院工学研究院, 教授 (10753048)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
14,950千円 (直接経費: 11,500千円、間接経費: 3,450千円)
2018年度: 4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2017年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2016年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
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キーワード | 最終強度 / コンテナ船 / 2軸圧縮荷重 / 動的最終強度 / ホイッピング / ひずみ速度影響 / FEM解析 / 船体強度 / 防撓板 / 動的影響 / 動的縦曲げ最終強度 / 非線形FEM解析 / 動的荷重 |
研究成果の概要 |
近年のコンテナ船の大型化に伴い、従来想定していなかった荷重の船体強度への影響が問題となっている。本研究では第一に、水圧等により二重底に生じる横荷重の強度への影響を検討した。具体的には、2軸圧縮荷重下での防撓板の最終強度解析を行い、横荷重を考慮した防撓板の最終強度算式と、それに基づいた縦曲げ最終強度算出法を提案した。本研究では第2に、ホイッピングを想定した動的荷重に対する崩壊挙動と最終強度への影響を検討した。船体中央断面を模擬したFEM 解析を用いて、荷重の作用時間が崩壊挙動に与える影響を観察するとともに、ダメージを受けた場合の残留強度や、材料モデルの違いによる崩壊挙動に違いについて考察した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の防撓板の2軸圧縮強度に関する研究では、FEM 解析結果を用いて強度算式を単純に求めた研究が多く、本研究のような様々な要因に基づいた崩壊モードを整理し、そのメカニズムを論じた研究は多くは見られない。また、動的な荷重の強度に対する影響については、船体はりの単純モデルを用いた研究は存在するが、局所的な詳細構造や材料モデルを考慮した動的荷重の影響に関してはほとんど検討されていない。よって、本研究の成果は、近年大型化の著しいコンテナ船や今後の革新的な船体構造開発の際の強度評価に対して、有用な知見を与えることができたと考えている。
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