研究課題/領域番号 |
16H04616
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地球・資源システム工学
|
研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
沖部 奈緒子 九州大学, 工学研究院, 准教授 (30604821)
|
研究分担者 |
平島 剛 九州大学, 工学研究院, 教授 (00175556)
|
研究協力者 |
ジョンソン バリー
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2017年度: 7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
2016年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
|
キーワード | 都市鉱山 / 貴金属 / リサイクル / バイオナノ粒子 / レアアース / レアメタル / 金 / ナノ粒子 / チオ尿素 / 鉄還元細菌 / 廃基盤(PCB) / 廃触媒(Spent Catalyst) / バイオリーチング / バイオマス / ベースメタル |
研究成果の概要 |
(1)PCBからの貴金属浸出:従来法に比べて環境負荷の小さいチオ尿素法は、コスト面によりその実用化は進んでいない。チオ尿素法に微生物反応(鉄酸化菌によるFe3+継続供給)を新たに導入することで、圧倒的に低い初期チオ尿素/Fe3+添加量においても金・銀浸出を効率化することに成功した。 (2)貴金属バイオナノ粒子生成法:合成金溶液を用いた場合の金バイオナノ粒子生成法の最適化に続き、(1)のPCB実浸出液を用いたバイオナノ粒子生成にも成功した。 (3)廃触媒からのレアアース浸出:微生物発酵有機酸を利用しすることで、廃触媒よりレアアースの1つランタン(La)を効率的に浸出することを可能とした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本は世界的にも都市鉱山資源を多く保有しており、ベースメタル・レアメタル・貴金属の再資源化法の開発が重要である。本研究では、微生物学的反応を基盤とする低コスト・低環境負荷型のクリーンな新規バイオ処理プロセスを開発することを目的とした。環境汚染の要因となる一方で主要な都市鉱山資源となり得るプリント回路基板や廃触媒試料から、新たなバイオプロセスにより効果的に各種有価金属を抽出する方法を開発した。
|