研究課題/領域番号 |
16H04625
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
原子力学
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
高橋 信 東北大学, 工学研究科, 教授 (00243098)
|
研究分担者 |
五福 明夫 岡山大学, ヘルスシステム統合科学研究科, 教授 (20170475)
藤田 欣也 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (30209051)
杉浦 元亮 東北大学, 加齢医学研究所, 教授 (60396546)
三浦 直樹 東北工業大学, 工学部, 准教授 (70400463)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
12,350千円 (直接経費: 9,500千円、間接経費: 2,850千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2017年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2016年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
|
キーワード | 想定外事象 / 適応システム / 安全性 / 人間状態推定 / シミュレーション環境 / ウエアラブルデバイス / 過酷事象 / 対応能力 / パフォーマンス / 認知実験 / 適応 / スマートグリッドシミュレータ / 認知的負荷 / 認知状態 / 可観測情報 / 機械学習 / ワークロード / 原子力プラント / 認知的制御モード / 状況適応 |
研究成果の概要 |
本研究では原子力プラントにおける過酷事象発生時の安全性向上を目的として、過酷事象発生時に厳しい時間制約に直面した人間の対応能力を最大限に発揮するための状況適応的システムの実現のために基礎的な技術の開発を行った。シミュレーション環境において厳しい事象に対峙した人間の挙動を分析しその特徴をあきらかにした。次に簡易型ウェアラブルデバイスを用いた制御モード変化の推定手法を開発し、人間の対処能力の劣化を客観的な指標を元に推定可能であることを示した。更に情報の与え方の違いにより、想定されていない事象への対応能力に違いが生じることを実験的にあきらかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
福島第一原子力発電所の事故に関して、政府事故調査報告書(最終)においても委員長所感の中で「ありそうにないことも起こり得る」を前提にした安全対策の重要性が指摘されている。本研究は想定されていないような事象が発生した場合の人間の対処能力の向上に資する内容であり、そのための基盤となる技術を提供する内容である。
|