研究課題
基盤研究(B)
霊長類におけるサリエンス検出機構を明らかにするため、サル膝状体外視覚系(上丘及び視床枕)および同系から解剖学的入力を受ける内側前頭葉ニューロンの視覚刺激に対する応答性を解析した。その結果、1)内側前頭前野には、膝状体外視覚系の視床枕から低解像度の素早い入力を受け、生物学的サリエンスを有する刺激(天敵であるヘビや同種の顔)の検出に関与するニューロンが存在する、および2)上丘の深層には、報酬刺激出現前の遅延期に漸増応答を示し、報酬刺激の出現を予測する時間的サリエンス検出機構に関与するニューロンが存在することが明らかになった。
我々は様々な感覚刺激を受けるが、これまでと異なる特別な刺激(サリエンスを有する刺激)に注意が喚起される。本研究では、サルを用いてニューロン活動を記録して視覚刺激に対する応答性を解析した結果、1)内側前頭前野は、生物学的サリエンスを有する刺激(天敵であるヘビや同種の顔)の検出に、および2)上丘の深層は、報酬刺激の出現を予測する時間的サリエンスを有する刺激の検出に関与することが明らかになった。
すべて 2019 2018 2017 2016 その他
すべて 国際共同研究 (8件) 雑誌論文 (6件) (うち国際共著 6件、 査読あり 6件、 オープンアクセス 4件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (12件) (うち国際学会 2件、 招待講演 1件)
Neuropsychologia
巻: - ページ: 87-95
10.1016/j.neuropsychologia.2017.10.015
Front. Neurosci.
巻: 12 ページ: 395-395
10.3389/fnins.2018.00395
Cerebral Cortex
巻: in press 号: 6 ページ: 1-15
10.1093/cercor/bhx118
巻: 11 ページ: 34-34
10.3389/fnins.2017.00034
巻: 11 ページ: 67-67
10.3389/fnins.2017.00067
巻: 10 ページ: 583-583
10.3389/fnins.2016.00583