研究課題/領域番号 |
16H04698
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腫瘍生物学
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
東山 繁樹 愛媛大学, プロテオサイエンスセンター, 教授 (60202272)
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研究協力者 |
坂上 倫久
前川 大志
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)
2018年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2016年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
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キーワード | 血管新生 / ユビキチンリガーゼ / cullin3 / BTBドメインタンパク質 / SPOP / ANKFY1 / KCTD10 / VEGFR2 / 血管内皮細胞 / RhoB / Rnd2 / BTBドメイン含有タンパク質 / CUL3 / integrin beta1 / アクチンダイナミクス / BTBP / タンパク質翻訳後修飾 / シグナル伝達 / エピゲノム / CUL3型ユビキチンリガーゼ / 翻訳後修飾 |
研究成果の概要 |
血管新生は、組織損傷時の修復過程や固形腫瘍増殖、さらには臓器再生に必須であり、その制御は血管内皮細胞の増殖促進と抑制のバランス制御で成立している。申請者らは、これまでに血管新生のバランスを制御する分子を探索し、その中心的役割を担うと考えられる分子機構として、CUL3型ユビキチンリガーゼを見出し、特に、VEGFR2遺伝子発現制御におけるCUL3-SPOP-DAXX軸、beta1Integrin 細胞内膜輸送におけるCUL3-ANKFY1-基質軸、アクチンダイナミクス制御におけるCUL3-KCTD10-RhoB軸を同定し、各軸の機能的役割を明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
血管内皮細胞の増殖促進と抑制のシグナルバランス分子機構をタンパク質代謝回転の側面から深く解明することは、これまでの血管内皮細胞増殖シグナル経路以外の血管新生の新たな分子制御機構を解明できる。このことは、これまでのVEGF-VEGFRシステムを中心とした血管内皮細胞増殖シグナル伝達経路とは全く異なる新たな標的分子創薬の側面を作る事が期待でき、今までに無い治療戦略を提案することで社会貢献が可能となり、その意義は極めて大きい。
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