研究課題/領域番号 |
16H04716
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
腫瘍治療学
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研究機関 | 公益財団法人がん研究会 |
研究代表者 |
清宮 啓之 公益財団法人がん研究会, がん化学療法センター 分子生物治療研究部, 部長 (50280623)
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研究協力者 |
藤原 千明
杉本 芳一
馬島 哲夫
水谷 アンナ
岡本 啓治
田中 伯享
村松 由起子
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
2018年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2017年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2016年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
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キーワード | 合成致死 / 分子標的治療 / shRNAライブラリー / スクリーニング / ポリ(ADP-リボシル)化 / がん / タンキラーゼ / 効果予測バイオマーカー / ポリ(ADP-リボシル)化酵素 |
研究成果の概要 |
DECIPHERバーコードshRNAライブラリーを用いた機能ゲノミクス探索により、ポリ(ADP-リボシル)化酵素タンキラーゼの阻害剤に対して合成致死性を示す遺伝子Xを同定した。タンキラーゼ阻害剤はβ-カテニンシグナルを遮断することでAPC変異大腸がんの増殖を阻害するが、遺伝子Xの枯渇はβ-カテニンシグナルとは異なる作用点を介して、タンキラーゼ阻害剤のがん細胞増殖抑制効果を増強することを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我が国では年間37万人以上の人ががんで死亡している。治癒切除不能な再発・転移がんの根治薬物療法は未確立であり、新たな創薬シーズとしてタンキラーゼ阻害剤の開発・提供が切望されている。合成致死の概念は選択的で効果的な薬物療法に有用である。本研究ではじめて同定されたタンキラーゼ阻害剤の合成致死因子は、阻害剤の適用がふさわしいがん患者の予測法や、より効果的な併用薬物療法の開発に役立つものと期待される。
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