研究課題/領域番号 |
16H04782
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細胞生物学
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研究機関 | 東北大学 (2018-2019) 東京大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
田口 友彦 東北大学, 生命科学研究科, 教授 (10300881)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2018年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2017年度: 5,850千円 (直接経費: 4,500千円、間接経費: 1,350千円)
2016年度: 6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
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キーワード | 細胞小器官 / リン脂質 / 物質輸送 / 細胞増殖 / リサイクリングエンドソーム / ホスファチジルセリン / YAP / E3リガーゼ / 自然免疫 / 生体膜 / E3 リガーゼ / オルガネラ / エンドソーム |
研究成果の概要 |
本研究は、リサイクリングエンドソームの新規機能を明らかにすることを目的に行われた。リサイクリングエンドソームに膜リン脂質ホスファチジルセリン(PS)が濃縮して存在するという研究代表者の知見に基づいて研究を遂行し、リサイクリングエンドソームが細胞増殖を正に制御するオルガネラであることを明らかにした。さらに、その制御が転写コアクチベーターのYAPの活性化によるものであることを示し、その分子メカニズムとして、YAPを脱リン酸化するphosphatase、およびYAPを不活化するLatsタンパク質を分解に導くE3リガーゼがリサイクリングエンドソームに局在していることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は、細胞内物流システム(エンドサイトーシス経路)と細胞増殖シグナル伝達経路(Hippo-YAP経路)のクロストークがあること、そしてそのクロストークの場所がリサイクリングエンドソームであることを示唆している。細胞小器官の新規機能を明らかにしたことに加えて、細胞内物流・細胞内シグナル伝達の両分野に解決すべき新しい課題を提出したという学術的意義を有する。
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