研究課題/領域番号 |
16H04787
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細胞生物学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
佐藤 政充 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (50447356)
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研究協力者 |
戸谷 美夏
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2018年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2017年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2016年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
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キーワード | 細胞骨格 / 細胞周期 / 細胞分裂 / 微小管 / 細胞・組織 / 遺伝子 / 遺伝学 / 発生・分化 / 細胞生物学 / 分子生物学 |
研究成果の概要 |
本研究では、微小管が細胞のなかでどのように形成されるのか、分子レベル・細胞レベル・組織レベルの各階層にわたり解明することを目指している。これまでに、分裂酵母・ヒト培養細胞を用いて微小管形成機構を調べており、さらにマウス組織での実験をおこなうための飼育・実験の基盤作りをおこなった。その結果、Alp7/TACCが微小管形成においてガンマ・チューブリン複合体と協調して微小管の形成を促進すること、さらにAlp7が存在しない細胞でも微小管を形成するシステムの存在が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
微小管は細胞の中で様々な機能を発揮することが知られている。細胞が分裂していない時期には、微小管は細胞質に網目状に存在して物質輸送のレールとして働く。これに対して分裂する際には、微小管は紡錘体をつくり、染色体を2つの細胞に分配する機能を担う。すなわち、正しい時期に紡錘体が正しく形成されないと、染色体の分配に異常が起き、がん化や細胞死の原因となる。そこで本研究では微小管が時期によってかたちを変化させる仕組みを調べた結果、Alp7/TACCタンパク質が時期により制御を受けることで、微小管が適切な時期に適切な場所で形成されることを解明した。現在は酵母に加えてヒトなどの高等生物でも研究を続けている。
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