研究課題/領域番号 |
16H04798
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
発生生物学
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研究機関 | 早稲田大学 (2017-2018) 国立研究開発法人理化学研究所 (2016) |
研究代表者 |
花嶋 かりな 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 准教授 (80469915)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
11,960千円 (直接経費: 9,200千円、間接経費: 2,760千円)
2018年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2017年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2016年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | 大脳皮質 / 初期ニューロン / 細胞分化 / 進化 / 大脳新皮質 / カハールレチウス細胞 / サブプレート細胞 / 遺伝子発現 / カハール・レチウス細胞 / サブプレート / 幹細胞 / 細胞・組織 / 発生・分化 / 神経科学 |
研究成果の概要 |
哺乳類以降で急速に発達し、ヒトにおいて最も数が増大した大脳皮質で最初に誕生するニューロン群は、その発現分子も含め、これまで知見が極めて乏しかった。本研究では大脳皮質初期ニューロンの分子多様性の意義を明らかにすることで、哺乳類特有の大脳皮質の形成機構を解明することを目的とした。特にゲノムワイドアプローチによる初期ニューロンに特異的に発現する新規遺伝子群の同定、異種間遺伝子導入・細胞移植により、大脳皮質初期ニューロンに発現する遺伝子の多様性が、哺乳類特有の大脳皮質構造の形成に重要な役割をもつことが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年の研究の進展により、大脳皮質神経回路の構築を担う分子やその作用機序が明らかになりつつある。一方で、ヒトにおいて最も数が増大し、哺乳類以降で急激に発達した大脳皮質で最初に誕生するニューロン群については、これまで知見が極めて乏しかった。本研究の成果より、哺乳類にユニークな細胞群を介した大脳皮質形成の制御機構が明らかになり、ヒトの脳神経回路の構築原理の理解に向けての新たな伸展が得られた。
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