研究課題/領域番号 |
16H04809
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
植物分子・生理科学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
園池 公毅 早稲田大学, 教育・総合科学学術院, 教授 (30226716)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2018年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2016年度: 11,310千円 (直接経費: 8,700千円、間接経費: 2,610千円)
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キーワード | 光合成 / クロロフィル蛍光 / 微小吸収変化 / 電子伝達 / レドックス / プラストキノン / NADPH / 代謝 / シアノバクテリア / クエン酸回路 / レドックス状態 / レドックス制御 / 測定方法 / 光化学系 / 栄養飢餓 / フェノーム / 植物生理学 / クロロフィル蛍光測定 |
研究成果の概要 |
クロロフィルが発する蛍光は、生物試料に光を照射するだけで測定可能であるため、非破壊的な光合成測定の技術の一つとして広く用いられている。本研究においては、クロロフィル蛍光とその他の測定手法を組み合わせることにより、クロロフィル蛍光の時系列変化に理論的な枠組みを与え、蛍光変化から代謝の状態を推定するシステムを作ることを最終的な目的とした。研究の結果、クロロフィル蛍光と代謝の相互作用の接点は、プラストキノンプールとNADPHのレドックス状態であることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現代の光合成の研究において、クロロフィル蛍光測定による解析はなくてはならないものになっているが、多くの場合、クロロフィル蛍光と光合成の状態の間の関係は経験的なものであって必ずしも強固な理論的枠組みをもたない。そのような状況の中で、本研究の成果により、細胞内の代謝の何がどのように変化したときに光合成にどのような影響があるかを明確にできたことから、光合成の研究手法の確立に大きな寄与をしたと考えている。
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