研究課題
基盤研究(B)
ウイルスのRNAサイレンシング抑制タンパク質と相互作用を介したウイルス防御機構は全身獲得抵抗性に関わる。本研究でこのウイルス防御機構に、6つのカルモジュリン様タンパク質(CML)およびそれらに結合する内生因子が関わることが分かった。これらのCMLと結合内生因子の機能解析の結果から考えられる全身獲得抵抗性の分子機構モデルを構築した。本研究の知見を利用したゲノム編集によりトマトにウイルス抵抗性を付与することが出来た。
全身獲得抵抗性は繰り返し襲来する病原体感染により強い抵抗性を示すために植物が獲得した防御機構で100年前から知られているが、そのメカニズムは未だ不明の点が多い。本研究でこの全身獲得抵抗性に関わる新たな因子を同定し、それらによる分子メカニズムを解明した。これらの成果は、学術的に重要なだけでなく、全身獲得抵抗性を病害防除や抵抗性育種に活用するための基礎的な知見として農産物生産への貢献も期待出来る。
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すべて 国際共同研究 (8件) 雑誌論文 (10件) (うち国際共著 2件、 査読あり 8件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件) 図書 (1件) 備考 (1件) 産業財産権 (1件)
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