研究課題
基盤研究(B)
植物の細胞内の主要イオンの濃度を調節するイオン輸送体は,乾燥・脱水・塩害などの環境ストレス変化に適応して細胞内浸透圧調節や膜電位維持を行っている.輸送体の機能のon-offは,二酸化炭素の吸収や蒸散を担う気孔の開閉,環境ストレス適応,生体膜のエネルギー変換に関与する.環境変化に立ち向かう細胞の恒常性維持と植物全身の養分吸収と排出のバランス調節を行うために,気孔閉鎖を誘導に主要な機能を担う陰イオン輸送体の調節機構を明らかにした.この調節は,細胞内リン酸化酵素で行われ,細胞内の分子と輸送体が協力して環境変化に適応することを示した.
植物の細胞内の主要イオンの濃度を調節する陰イオン輸送体を制御する因子を明らかにした.これにより,乾燥・脱水・塩害などの環境ストレス変化に適応に関与する初期段階の分子レベルの調節系が明らかとなった.二酸化炭素の吸収や蒸散を担う気孔の開閉,環境ストレス適応,生体膜のエネルギー変換に関与することから,植物の養分吸収の改善,地球規模の環境変化に耐性を持つ植物の創出,環境保全,作物育種や環境変化に立ち向かう分子の創成につながる基盤的に知見を獲得した.
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