研究課題/領域番号 |
16H04908
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用生物化学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
吉村 徹 名古屋大学, 生命農学研究科, 教授 (70182821)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2018年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2017年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2016年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
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キーワード | D-アミノ酸 / D-セリン / セリンラセマーゼ / D-セリンデヒドラターゼ / 腎疾患マーカー / D-アスパラギン酸 / D-アミノ酸トランスアミナーゼ / 酵素 / D-アミノ酸 / バイオテクノロジー / 腎障害マーカー / 細胞性粘菌 / 生理活性 / 分析 |
研究成果の概要 |
D-アミノ酸の機能や代謝について明らかにするとともに、D-アミノ酸の様々な研究ツールへの応用を試みた。(1) NMDAレセプターのコアゴニストであるD- Ser合成を担うセリンラセマーゼがD-Serの脱離反応も触媒することを確認した。 (2)ブナシメジに新奇D-アミノ酸、D-2-amino-3,4-dihydroxy-butanoic acidの存在を見出した。(3)尿中のD-Serとクレアチニンの濃度比が腎臓疾患マーカーへ応用可能であることを示した。(4)アラニンおよびグルタミン酸ラセマーゼ遺伝子を欠損したE.coliによる新奇 D-アミノ酸生合成酵素遺伝子スクリーニング系の開発を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
D-アミノ酸の生理機能が注目されている。例えば D-Serは記憶や学習などの脳機能に、D-Aspは脳ホルモンの分泌などに関与する。本研究では D-アミノ酸の機能や代謝の解明、様々な研究ツールへの応用を試みた。具体的には、D-Ser合成を担うセリンラセマーゼがD-Serの分解にも働くこと、ブナシメジに新奇D-アミノ酸、D-2-amino-3,4-dihydroxy-butanoic acidが存在すること、尿中のD-Serとクレアチニンの濃度比が腎疾患マーカーへ応用可能であることを示した。また D-アミノ酸研究の強力なツールとなるD-アミノ酸生合成酵素遺伝子スクリーニング系を構築した。
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