研究課題/領域番号 |
16H04958
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
木質科学
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研究機関 | 京都府立大学 |
研究代表者 |
宮藤 久士 京都府立大学, 生命環境科学研究科, 教授 (00293928)
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研究分担者 |
巽 大輔 九州大学, 農学研究院, 准教授 (60293908)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,640千円 (直接経費: 12,800千円、間接経費: 3,840千円)
2018年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2016年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
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キーワード | イオン液体 / 木質バイオマス / フラン化合物 / 化学変換 |
研究成果の概要 |
スギのイミダゾリウム系イオン液体処理により、主にセルロースから5-ヒドロキシメチルフルフラールが、主にヘミセルロースからフルフラールが得られた。5-ヒドロキシメチルフルフラールの生成挙動について検討を行った結果、反応温度が高くなるにつれて、最大収率に達する時間は短くなった。また、このイオン液体反応系に、減圧水蒸気蒸留法を組み合わせることで、生成したフラン化合物を抽出することが可能であることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
5-ヒドロキシメチルフルフラールやフルフラールなどのフラン化合物は、自動車用燃料や樹脂などの原料物質と利用することができるため、次世代を担う基幹的化学物質として期待が寄せられている重要な化合物である。本研究は、現在化石資源から製造されている燃料や樹脂原料を、再生産可能かつ非可食性の木質バイオマスから製造するための基盤的研究であり、低炭素化社会や持続可能な社会の実現に直接寄与できるものである。
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