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遺伝子ノックアウト/インによる魚類精子形成のコントロール

研究課題

研究課題/領域番号 16H04965
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 水圏生産科学
研究機関北海道大学

研究代表者

藤本 貴史  北海道大学, 水産科学研究院, 准教授 (10400003)

研究分担者 山羽 悦郎  北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター, 教授 (60191376)
研究協力者 山崎 響  
西原 大樹  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
17,550千円 (直接経費: 13,500千円、間接経費: 4,050千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2017年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2016年度: 11,830千円 (直接経費: 9,100千円、間接経費: 2,730千円)
キーワードゲノム編集 / 精子形成 / 不妊化 / 遺伝・育種 / 不妊 / 精子
研究成果の概要

ゼブラフィッシュとドジョウにおいて,魚類の精子鞭毛運動と精子変態に関するそれぞれの遺伝子をCRISPR/Cas9を用いたゲノム編集による雄特異的な不妊化技術の開発を行った。各遺伝子で生殖細胞ゲノムにフレームシフト変異の導入に成功し,F0世代で当該遺伝子に変異をもつ精子の形成を確認した。これらは運動能を持ち,野生型との交配により変異をヘテロでもつF1世代が誘起された。しかしながら,精子変態関連遺伝子のホモ変異体では定型外翻訳あるいは重複遺伝子によると思われる機能的な精子の形成が確認された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

遺伝子組換え技術やゲノム編集技術により作出された個体の養殖利用において,不妊化技術は生物学的封じ込めのために必須である。現在の不妊化技術は1世代限りであるため不妊形質は遺伝しないが,本研究による不妊化は雄特異的であるため,人為的な単為発生が可能な魚類では雌による変異体の継代が可能である。そのため,精子形成に関する遺伝子機能解析のモデルとして有用であるとともに,全メス生産の養殖集団に適用することで,予期せぬオスの出現による遺伝的撹乱を未然に防ぐ不妊化技術として展開できる。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実績報告書
  • 2016 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019 2018

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 精子変態関連遺伝子のノックアウトによる雄特異的な不妊化技術開発の試み2019

    • 著者名/発表者名
      西原大樹・藤本貴史・ 山羽悦郎・荒井克俊
    • 学会等名
      平成31年度日本水産学会大会春季大会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 精子形成関連遺伝子欠損による雄特異的な不妊技術の試み2018

    • 著者名/発表者名
      山崎響・藤本貴史・山羽悦郎・荒井克俊
    • 学会等名
      平成30年度日本水産学会
    • 関連する報告書
      2017 実績報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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