研究課題/領域番号 |
16H04967
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水圏生産科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
良永 知義 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 教授 (20345185)
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研究分担者 |
伊藤 直樹 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (30502736)
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研究協力者 |
Gary Meyer
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,120千円 (直接経費: 12,400千円、間接経費: 3,720千円)
2018年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2017年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2016年度: 8,970千円 (直接経費: 6,900千円、間接経費: 2,070千円)
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キーワード | Perkinsus olseni / 防疫 / アワビ / アサリ / 殺虫 / アワビ類 / 生化学比較 / 感受性 / Perkinsus qugwadi / 原虫 / Perkinsus / 水産学 / ホタテガイ |
研究成果の概要 |
国内のアサリに寄生するPerkinsus olseniとオーストラリア産アワビ類に寄生するP. olseniを分子生物学的手法、形態学的、生化学的の比較により、アサリ由来株とアワビ由来株は、異なる起源をもつことが示唆された。また、これらの株のアサリと国内産アワビ類への感染実験により、アワビ由来株は、国内産アワビに感染し、死亡を引き起こさないが、アサリ株に比較すると、国内産アワビ類に親和性を持つことが示唆された。さらに、Perkinsus olseniの栄養体、前遊走子嚢ならびに遊走子の塩素処理と紫外線照射による殺虫条件を明らかにし,その結果に基づき、畜養場における排水の消毒法を提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国内のアサリとオーストラリアのアワビ類に寄生するPerkinsus olseniが、異なる集団に属しており、オーストラリアのアワビ類のP. olseniは輸入防疫の対象とする必要があることを示唆された。また、国際的にも防疫対象となっているP. olseniの全発育段階について、消毒条件を明らかにすることができた。こられの結果は、P. olseniの国際的な防疫のために必要な基本的な知見を与えるものである。
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