研究課題/領域番号 |
16H04976
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
水圏生命科学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
澤辺 智雄 北海道大学, 水産科学研究院, 教授 (30241376)
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研究分担者 |
美野 さやか 北海道大学, 水産科学研究院, 助教 (00755663)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,420千円 (直接経費: 13,400千円、間接経費: 4,020千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2016年度: 10,400千円 (直接経費: 8,000千円、間接経費: 2,400千円)
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キーワード | 海洋微生物 / マリンバイオマス / 水素 / 再生可能エネルギー / 水産学 / 微生物 / バイオマス / ゲノム / バイオエネルギー |
研究成果の概要 |
水素生成能の高いマンビブリオが有する水素生成分子マシナリーの細胞生理学的特性と遺伝子発現制御の解明および分子育種の進展を目的とし,①マリンビブリオの水素生成に適する合成培地の開発,②水素生成マリンビブリオの比較生理とゲノム解析,③網羅的遺伝子発現解析,および④窒素固定と水素生成の関連性検討,などを進めた。また,アルギン酸から水素を生成可能な新規マリンビブリオを見いだし,その生理およびゲノムの特徴を明らかにし,マリンビブリオを核とした分子育種基盤を集積した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
水素社会の形成に向けて水素生成技術基盤の強固化が求められている。研究代表者のグループで見いだした新規マリンビブリオは,海藻に含まれるユニークな炭水化物群を効率よく水素化する。海洋バイオマスは地政学的制限の少ない資源であり,日本沿岸の推定現存量は極めて多い。これら資源をバイオ水素の生産に向けることができれば,日本の工業的水素生産に貢献できる可能性がある。本研究では,マリンバイオマスを原料にバイオ水素を生成する微生物が有する水素生成分子マシナリーの細胞生理学的特性と遺伝子発現制御の解明を行った。
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