研究課題/領域番号 |
16H04985
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営・経済農学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
氏家 清和 筑波大学, 生命環境系, 准教授 (30401714)
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研究分担者 |
青木 恵子 九州大学, エネルギー研究教育機構, 准教授 (10546732)
赤井 研樹 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 講師 (20583214)
茂野 隆一 筑波大学, 生命環境系, 教授 (60292512)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
10,920千円 (直接経費: 8,400千円、間接経費: 2,520千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2017年度: 7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 食料消費 / 倫理的消費 / 経済実験 / スキャナーパネルデータ / 消費者評価 / 選好異質性 / 仮想バイアス / フードシステム / スキャナーデータ / 農業経済学 / 消費者行動 / 公共財的属性 / エシカル消費 / 利他性 / 実験オークション |
研究成果の概要 |
本研究では、(1)日常生活での購買時、(2)支払いを伴わない経済実験、ならびに(3)支払を伴う経済実験における商品選択データを同一人から収集して、パネル構造を持つデータベースを構築した。支払いを伴わない実験においては、支払いを伴う実験よりも公共財的特徴を持つ属性に対する支払意志額が高く計測された。また、日常での選択行動と実験での選択行動の間には、乖離が見られた。公共財的属性への消費者選好の特徴を定量的に解明し、公共財供給を促す表示制度等についての基盤的知見を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
倫理的消費など、プロソーシャルあるいは利他的な動機に基づく消費行動が注目されている。環境やフェアトレード、地域農業支援など公共的価値と関連する食品属性に対する消費者選好の存在は、商品流通を介した薄く広く自発的な公共財供給メカニズムの可能性を示唆している。本研究により、この種の属性への消費者選好の動向を評価するという実証研究的成果とともに、実験的状況にともなうバイアスの発生要因を解明し、抑制のための手法を開発するという食料消費研究上の方法論的成果をも期待できる。
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