研究課題/領域番号 |
16H05017
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
動物生産科学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
島田 昌之 広島大学, 生物圏科学研究科, 教授 (20314742)
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研究分担者 |
星野 由美 広島大学, 生物圏科学研究科, 助教 (10451551)
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研究協力者 |
Richards JoAnne S.
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2018年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
2016年度: 6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
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キーワード | 卵巣 / エピゲノム / 顆粒層細胞 / 遺伝子発現 / クロマチン構造 / 卵胞発育 / DNAメチル化 / エピジェネティクス制御 / 応用動物 / メチル化 / 妊孕性 / エピジェネティクス / 繁殖障害 / 家畜繁殖 / 卵巣機能 |
研究成果の概要 |
卵胞発育過程の顆粒層細胞における大規模なDNA脱メチル化が,細胞増殖とレチノイン酸依存的に誘導されることを明らかとした.この脱メチル化が発火点となり,ヒストンH3アセチル化が生る結果,クロマチン構造変化が誘導され,遺伝子発現が誘起されることも示した.この変化に必須な顆粒層細胞の増殖は,個体の加齢に伴う卵巣間質の線維化により抑制されること,顆粒層細胞内のミトコンドリア活性化が必要であることも明らかとした.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
加齢に伴う妊孕性の低下,感染症や低栄養条件による繁殖障害が家畜やヒトで問題となっている.本研究で明らかとした卵胞発育の分子生物学的理解は,上記が起こる根本原因を解き明かす第一歩となる. 本研究で明らかとなった,レチノイン酸がDNA脱メチル化誘導因子であることや細胞増殖のためにミトコンドリアの活性化が必須であるとの知見は,食事(飼養環境)が卵巣機能に直結することを示す研究成果であり,このような知見が繁殖障害や不妊症の予防法開発や治療法の発見につながると期待できる.
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