研究課題/領域番号 |
16H05023
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
獣医学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
片倉 賢 北海道大学, 獣医学研究院, 特任教授 (10130155)
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研究協力者 |
中尾 亮 北海道大学, (連合)獣医学研究院, 准教授 (50633955)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
2018年度: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2017年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2016年度: 7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円)
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キーワード | イヌ・リーシュマニア症 / 人獣共通感染症 / エキソソームRNA / セルフリーDNA / 早期血清診断法 / 次世代診断法 / 低分子核酸 / 次世代シーケンス / 犬リーシュマニア症 |
研究成果の概要 |
イヌのリーシュマニア症はリーシュマニアという寄生虫による慢性の感染症です。この研究の目的は、この寄生虫に感染しているかどうかを正確に判断するために、精度の高い診断法を開発することです。リーシュマニアに野外で感染した犬、実験的に感染させた犬やマウスの血液を調べたところ、リーシュマニア由来のセルフリーDNAやsmall RNAと呼ばれる小さな核酸分子が血液中にごく微量含まれていました。したがって、これらの低分子核酸はリーシュマニア症の新しい診断マーカーとして役に立つ可能性のあることが分かりました。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
この研究は、リーシュマニアという寄生虫に感染しているかどうかを、できるだけ早期にそして正確に判断するために、より精度の高い診断法を開発することを目的として行われました。リーシュマニアに感染した犬やマウスの血液を調べたところ、リーシュマニア由来の小さな核酸分子が、感染動物の血液中にごく微量含まれていることが分かりました。用いた次世代シーケンスデータ解析技術は、1つの検体から様々な情報を得ることができる技術です。今回、この方法が寄生虫感染の診断にも応用できることを実証することができました。この結果は、今後のさらなる診断技術の開発・改良に貢献するものです。
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