研究課題/領域番号 |
16H05029
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
獣医学
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
中嶋 秀満 大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 准教授 (30405360)
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研究分担者 |
桑村 充 大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 准教授 (20244668)
乾 隆 大阪府立大学, 生命環境科学研究科, 教授 (80352912)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2019年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2016年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
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キーワード | ストレス性精神疾患 / 遺伝子ノックダウン / GAPDH / 阻害剤 / 抗うつ薬 / 抗不安薬 / 抗ストレス薬 / 行動実験 / 獣医薬理 / 創薬 / 行動薬理 / 治療薬 / ストレス / 精神疾患 / 酸化ストレス / うつ・不安様行動 / GAPDH核移行 / 脳内酸化ストレス / 社会性ストレス / 海馬神経新生 |
研究成果の概要 |
マウス慢性ストレスモデルおよび急性ストレスモデルを用いて、ストレス性精神疾患に深く関わる海馬において解糖系酵素GAPDHの核移行カスケードが発動されることが明らかとなった。また、海馬GAPDH遺伝子ノックダウン法により、海馬GAPDH発現量とマウスうつ不安行動とストレス反応の指標である副腎重量の増加と血中コルチコステロン量が相関することを明らかとなった。さらに、GAPDH核移行阻害剤CGP3466B経口投与は、既存抗うつ薬クロミプラミンとは異なるメカニズムで、抗うつ・不安作用および抗ストレス作用を示すことを解明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、ストレス性精神疾患において、脳内酸化ストレスに起因するGAPDHの核移行は、その病態形成に関与する重要な機序であり、その特異的阻害剤は、従来の抗うつ薬とは作用機序が異なり、生体ストレス反応に重要なHPA軸を標的とし、副作用が少なく治療効果発現もクイックな新規ストレス性精神疾患治療薬となる可能性が示された。
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