| 研究課題/領域番号 |
16H05032
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| 研究種目 |
基盤研究(B)
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| 配分区分 | 補助金 |
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| 応募区分 | 一般 |
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| 研究分野 |
獣医学
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| 研究機関 | 北海道大学 |
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研究代表者 |
片桐 成二 北海道大学, 獣医学研究院, 教授 (00292061)
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| 研究分担者 |
柳川 洋二郎 北海道大学, 獣医学研究院, 助教 (20609656)
藤井 貴志 地方独立行政法人北海道立総合研究機構, 農業研究本部畜産試験場, 研究職員 (60609105)
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| 研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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| 研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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| 配分額 *注記 |
16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2018年度: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2016年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
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| キーワード | 乳牛 / 不妊症 / 子宮 / 精漿 / 不妊 / 牛 / 上皮成長因子 / 受胎性回復 / リピートブリーダー / 代謝因子 / 治療 / 代謝 |
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| 研究成果の概要 |
本研究では不妊牛に見られる子宮での上皮成長因子（EGF）異常を解消する精漿中の有効成分を同定し、同定した蛋白を用いて投与を行うプロトコールを開発した。また、精漿によるEGF発現正常化の機序にリンパ節でのサイトカイン発現の変化が関与することを示した。さらに、肥満牛におけるEGF発現異常と牛の代謝状態の関係を検討し、EGF発現異常と糖負荷への反応性低下および血中テストステロン濃度増加とがこの病態に関係することも明らかにした。併せて子宮でのEGF発現異常による不妊症の経済的損失とその治療による経済効果を試算してモデル農場による本異常の治療効果がもたらす経済効果を試算し公表した。
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| 研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、乳牛全体の約5％に見られる子宮での上皮成長因子濃度異常による不妊症への対策を行うものであり、同異常を解消する効果を持つ精液中の蛋白質を同定し、これを用いて子宮機能を正常化し、受胎性を回復させる治療プロトコールを開発した。また、この病態の予防につながる代謝および内分泌的な背景を明らかにした。さらに、経済的試算によりこの異常が解消されれば90頭の搾泌乳牛を飼養するモデル農場において年間約180万円の経済効果があることを明らかにした。
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