研究課題
基盤研究(B)
世界に分布するウシバベシアのワクチン候補抗原の遺伝子多型を整理するとともに、それぞれのワクチン候補抗原の牛における免疫原性を確認した。また、ウシバベシアの試験管内の赤血球侵入評価系を確立し、新たなワクチン候補抗原を同定した。一方で、新たな病原性ウシバベシア種を発見し、その世界分布と感染宿主を解明した。さらに、ウシバベシアのマダニ感染系並びに遺伝子組換えウシバベシア原虫の作出系の確立にも成功した。
世界に広く分布するウシバベシアは致死率の高い牛バベシア病の病因となり、その経済的被害の大きさから本原虫病は我が国の家畜法定伝染病に指定されている。しかしながら、いまだ有効なワクチンが開発されていない。本基盤研究による結果はサブユニットカクテルワクチンの開発に向けて極めて有効な基盤成果となった。今後、汚染国に適したオーダーメイド型の牛バベシア病ワクチンの開発プロトコールの完成が望まれる。
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すべて 国際共同研究 (12件) 雑誌論文 (18件) (うち国際共著 18件、 査読あり 18件、 オープンアクセス 4件、 謝辞記載あり 5件) 学会発表 (10件) (うち国際学会 1件、 招待講演 1件) 備考 (1件)
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