研究課題/領域番号 |
16H05053
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
昆虫科学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
木矢 剛智 金沢大学, 生命理工学系, 准教授 (90532309)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,290千円 (直接経費: 13,300千円、間接経費: 3,990千円)
2018年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2017年度: 4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2016年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
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キーワード | ショウジョウバエ / カイコ / Hr38 / 神経活動 / 交尾行動 / fruitless / doublesex / 初期応答遺伝子 / カイコガ / dsx / 性行動 / 性フェロモン / 光遺伝学 / CRISPR / フェロモン |
研究成果の概要 |
外界からの感覚情報に対し適切な行動によって反応することは、動物の生存や種の維持に重要である。昆虫の性フェロモンは、入力(感覚情報)と出力(性行動)が明確に対応している。本研究では、ショウジョウバエやカイコガの脳を対象に、神経活動依存的な神経回路の機能操作法を新規に確立し、性フェロモンや性行動の情報が脳で処理される経路の解明を目指した。これら昆虫のオスにおいて、性行動に伴って活動した神経回路を特異的にラベルし、さらにその神経回路を光遺伝学的手法によって再活性化する手法を確立した。さらにショウジョウバエでは新規に同定した神経回路が性行動のモチベーション制御に重要な役割を果たすことを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
昆虫は多様な生得的行動(本能行動)を示しますが、これらの行動がどのような神経回路の働きによって生み出されているのか不明な点が多く残されています。本研究では、モデル昆虫であるショウジョウバエやカイコガを用い、神経活動依存的に発現する遺伝子を利用し、神経回路を可視化・操作する技術を確立しました。本技術を用いて、昆虫の交尾行動時に活動が起きた神経細胞を可視化したり、光照射によって行動を制御することに成功しました。これらの知見は将来、さまざまな昆虫の生得的行動の神経基盤の解明および行動の制御に活用されることが期待されます。
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