研究課題/領域番号 |
16H05079
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物理系薬学
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研究機関 | 岐阜大学 (2017-2018) 九州大学 (2016) |
研究代表者 |
兵藤 文紀 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 特任准教授 (10380693)
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研究分担者 |
江藤 比奈子 九州大学, 先端医療イノベーションセンター, 特任助教 (30557632)
三浦 大典 九州大学, 農学研究院, 特任准教授 (40532627)
藤村 由紀 九州大学, 先端融合医療レドックスナビ研究拠点, 准教授 (20390304)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
2018年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2017年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2016年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
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キーワード | 生体内因性分子 / ラジカル / レドックス / 超偏極 / DNP / MRI / ミトコンドリア / 電子伝達系 / 内因性分子 / メラノーマ / DNP-MRI / 生体内因分子 / イメージング / 代謝 / 磁気共鳴法 |
研究成果の概要 |
本研究では、生体内に存在し、酸化還元反応(レドックス)に寄与する内因性分子を造影剤(プローブ)として生体機能や代謝及び病気を検出する新たな方法の開発を行った。磁気共鳴装置としては、MRIの感度を飛躍的に増幅する超偏極技術を利用するDNP-MRIシステムを用いた。DNP-MRIにより5種以上の生体内因性分子のラジカル化および可視化に成功し、それを生体プローブとして活用することで新しい病気の診断法への展開が期待できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、生体内在性分子のラジカルの発見より約50年間可視化できなかった生体内レドックス分子をDNP-MRIにて初めて可視化に成功した。今後の装置の高感度化が必要となるが、もし生体内のラジカルを直接可視化することが可能となれば、造影剤を投与することなく、病気の診断および代謝情報からより早い段階での予防的診断が可能となるため、患者のリスクを軽減しつつ、新しい医療の提供につながることが期待できる。
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