研究課題/領域番号 |
16H05095
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
天然資源系薬学
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研究機関 | 東北医科薬科大学 (2017-2018) 北里大学 (2016) |
研究代表者 |
内田 龍児 東北医科薬科大学, 薬学部, 教授 (60280632)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
18,200千円 (直接経費: 14,000千円、間接経費: 4,200千円)
2018年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2016年度: 10,010千円 (直接経費: 7,700千円、間接経費: 2,310千円)
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キーワード | 抗生物質 / カイコ感染症モデル / 天然資源 / カイコ感染モデル / 天然資源学 / 微生物薬品 / カイコ / 感染症 / 抗真菌薬 / 微生物薬品学 / 天然資源系薬学 / 抗生物 / 微生物資源 |
研究成果の概要 |
本研究では、簡易的な in vivo 評価系の感染モデルを利用し、治療効果を示す新規抗生物質のシードを天然資源から見出すことを目的とした。結核症に対しては、海洋由来放線菌が生産する ohmyungsamycin 類などの治療効果を示す有効な化合物を見出した。また、真菌症に対しては、温泉由来真菌が生産する新規化合物 tanzawaic acid 類縁化合物が、接合菌の感染モデルにおいて治療効果を示すことを明らかにした。一方、新たな作用機序を有する抗真菌剤のスクリーニングを実施し、臨床薬アムホテリシン B の新規活性増強物質として、shodoamide 類や phialotide 類の発見した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
感染症は世界で第2位の死因を占めるにも関わらず、抗生物質の開発は後回しになっているのが現状で、将来的な抗生物質の不足が懸念されている。したがって、本研究を含めたアカデミアによる新しい抗生物質の開拓は社会的にも重要であると考える。また、本研究の過程で見出された化合物は、新規、既知を問わず実際に治療効果を示すことから、抗生物質のシードとしての可能性がある。さらに、天然資源を利用することから、既存の抗生物質とは構造が異なることもあり、作用機序の解析や全合成・誘導体合成による構造活性相関の解析への展開など、今後、他の研究領域との連携も見込まれる。
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