研究課題/領域番号 |
16H05115
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 自治医科大学 |
研究代表者 |
鈴木 亨 自治医科大学, 医学部, 客員教授 (90359620)
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研究分担者 |
相澤 健一 自治医科大学, 医学部, 准教授 (70436484)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
2018年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2017年度: 6,110千円 (直接経費: 4,700千円、間接経費: 1,410千円)
2016年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
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キーワード | 個別医療 |
研究成果の概要 |
ポストゲノム時代を迎えた現在、研究対象は応用ゲノム、なかでもプロテオーム、メタボロームといったオミクスへと主眼が移りつつある。近年、腸内細菌叢由来の酸化代謝物トリメチルアミンN-オキシド(TMAO)が心疾患と関連することが欧米から相次いで報告されている。しかし、他の民族、特に日本人における意義は明らかでない。本研究では、血液中のTMAO値がイギリス人の急性心不全患者の死亡ないし心不全による再入院を予測できる一方、日本人ではTMAOが高値であり、その解釈には注意が必要なことを明らかにした。本研究はTMAOの生成メカニズムや心不全の病態解明および、新たな心不全治療薬の開発につながると期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
プレシジョン医療はまだ日本ではほとんど行われていない。これは基盤技術となる疾患プロテオーム、メタボローム解析がまだ十分に進んでいないためである。本研究はTMAOの生成メカニズムや心不全の病態解明および、新たな心不全治療薬の開発につながると期待される。本検査法は、循環器領域におけるバイオマーカーの新規開発としてのインパクトは当然予想されるが、循環器領域のみならず、診断検査領域さらにプロテオーム、メタボローム領域全体における世界的なインパクトが期待される。特に、日本におけるプレシジョン医療の導入、実践のための橋渡しになると考えている。
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