研究課題/領域番号 |
16H05157
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態医化学
|
研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
中島 利博 東京医科大学, 医学部, 教授 (90260752)
|
研究分担者 |
八木下 尚子 聖マリアンナ医科大学, 医学研究科, 講師 (40367389)
荒谷 聡子 東京医科大学, 医学部, 講師 (40387064)
藤田 英俊 東京医科大学, 医学部, 講師 (90571802)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
17,160千円 (直接経費: 13,200千円、間接経費: 3,960千円)
2018年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2017年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2016年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
|
キーワード | サルコペニア / 遺伝子改変動物 / タンパク質分解 / シノビオリン / ユビキチン化 |
研究成果の概要 |
本研究では脂肪、肝臓とともに代表的エネルギー代謝器官である骨格筋におけるシノビオリンの役割に着目し、その役割を明らかとした。筋特異的シノビオリンノックアウトマウスを解析したところ、遅くとも生後6週齢にはすでに筋量の低下が明らかとなり、12週齢までには遅筋有意のヒラメ筋などではごく軽度な筋量の減少であったにも拘わらず、速筋優位の長趾伸筋などでは顕著な筋量の減少を認めた。さらに病理学的及び運動生理学的解析により、この筋萎縮が主として速筋線維で生じ、筋力も低下していた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
超高齢化社会を迎えた日本では運動器の障害により日常生活に支援や介護が必要となる方が増加している。平均余命が延びている分だけ、運動器の健康を長く保つ必要があり、サルコペニアの病態研究は国民にとって喫緊の最重要課題の一つである(「健康日本21」より)。しかし、「加齢」という生命現象自体が未だ謎の点が多く、期間、その他の要因など問題がある。本研究によりこれらを解決した迅速に得られる新規筋萎縮モデルを提供でき、本分野の研究の発展に寄与できよう。
|