研究課題
基盤研究(B)
本研究ではトリパノソーマ寄生虫のmRNA再キャップ経路の特徴を解析することで新たな遺伝子発現制御機構を明らかにすることを目的としています。非キャップmRNAを細胞から同定する方法を開発し、再キャップ酵素遺伝子をノックダウンした寄生虫の遺伝子発現の変化を次世代シーケンシングで解析しました。また、5’端末のRNAメチル化によってmRNA再キャップ活性が制御されていることを新たに明らかにしました。
mRNA再キャッピングはヒトを含む全ての真核細胞において新たな遺伝子発現制御の仕組みである可能性があります。また、トリパノソーマの再キャッピング経路を解明することによって、寄生虫に対する新しい創薬ターゲットの同定につながる可能性もあります。
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Scientific Reports
巻: 7 号: 1 ページ: 11692-11705
10.1038/s41598-017-11693-0