研究課題/領域番号 |
16H05221
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用薬理学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
永田 哲也 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 特任准教授 (50362976)
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研究協力者 |
宮田 完二郎
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)
2018年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2017年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2016年度: 7,410千円 (直接経費: 5,700千円、間接経費: 1,710千円)
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キーワード | 核酸医薬 / 神経変性疾患 / ヘテロ核酸 / 中枢移行性 / 中枢神経 / 蛍光偏光法 / ノックアウトマウス / 全身投与 / 中枢移行 / 神経難病 / アンチセンス核酸 / 中枢神経移行性 / 核酸 / 脳神経疾患 / 神経科学 |
研究成果の概要 |
新規ヘテロ核酸では、静脈投与において脳および脊髄での遺伝子抑制が可能であることが確認できた。また複数回投与でその効果は増強しており、用量依存性があることが確認できた。皮下投与でも中枢神経での有効性が確認できている。これまで核酸医薬で末梢投与において、中枢神経で遺伝子抑制効果は証明されておらず、非常に意義が高いと考えられる。またヘテロ核酸の動態が血中での動態は1本鎖核酸とは大きく違うことも発見した。更にヘテロ核酸の血中での結合蛋白や蛋白結合プロファイルの違いも同定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
遺伝性神経難病に対する核酸を用いた治療法は、その標的遺伝子への特異性の高さや標的の多さなどから有望な治療法として、期待されており、すでに承認済みの医薬品があり、かつ多くの臨床試験が進んでいる。一方で投与経路は髄腔投与に限られており、長期投与・肉体的負担などが懸念されている。核酸の動態から脳血管関門(BBB)を超えることは非常に難しいと考えられていた。本技術において、静脈投与で脳および脊髄での遺伝子抑制することを確認した意義は非常に高い。本技術は粗削りながら、今後の開発により大きな成長が期待できる。
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