研究課題/領域番号 |
16H05222
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用薬理学
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研究機関 | 徳島大学 |
研究代表者 |
親泊 政一 徳島大学, 先端酵素学研究所(プロテオ), 教授 (90502534)
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研究分担者 |
親泊 美帆 徳島大学, 先端酵素学研究所(プロテオ), 特任助教 (00596158)
三宅 雅人 徳島大学, 先端酵素学研究所(プロテオ), 助教 (30588976)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)
2018年度: 5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)
2017年度: 7,540千円 (直接経費: 5,800千円、間接経費: 1,740千円)
2016年度: 4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
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キーワード | 統合ストレス応答 / サルコペニア / 医薬品副作用 / 薬物相互作用 / サルコペニア治療薬 / 小胞体ストレス / ATF4 / 化合物スクリーニング |
研究成果の概要 |
本研究では、運動機能低下以外に生活習慣病のリスクもあがるサルコペニアの統合的ストレス応答を標的とした新たな治療法の開発を目的とし、骨格筋特異的に統合的ストレス応答を制御できる遺伝子改変マウスを用いて解析を行った。網羅的な遺伝子発現解析などから、統合的ストレス応答での筋肥大抑制因子を同定し、その骨格筋特異的ノックアウトマウスを作製して、筋萎縮抵抗性を確認した。さらに、統合的ストレス応答をモニターできるハイスループットアッセイ系を確立し、化合物ライブラリーから統合的ストレス応答を制御するヒット化合物を見出すことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
加齢とともに筋量および筋機能の低下が生じている状態をサルコペニアと呼ぶが、近年加齢による動脈硬化リスクや生活習慣病リスクの増大にサルコペニアが関与することが明らかになってきた。さまざまなストレスに対し共通に惹起される統合的ストレス応答の破綻は疾患発症にも関与することが考えられる。統合的ストレス応答とサルコペニア発症の関連を解明することで、サルコペニア治療法の開発の基盤を形成し、従前知られていたサルコペニアの分子機構とは異なる標的による創薬開発基盤を形成すると同時に、生体におけるストレス応答の新たな意義の解明にも寄与すると考えられる。
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