研究課題/領域番号 |
16H05226
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
病態検査学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
三善 英知 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (20322183)
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研究分担者 |
鎌田 佳宏 大阪大学, 医学系研究科, 准教授 (30622609)
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研究協力者 |
山田 真
熊田 卓
伊藤 敏文
大野 ゆう子
野々村 祝夫
藤田 和利
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)
2018年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2017年度: 5,200千円 (直接経費: 4,000千円、間接経費: 1,200千円)
2016年度: 7,670千円 (直接経費: 5,900千円、間接経費: 1,770千円)
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キーワード | 糖鎖 / 脂肪肝 / 慢性膵炎 / 膵がん / ハプトグロビン / フコシル化 / バイオマーカー / 膵癌 / 腸球菌 / ハプトグロビン遺伝子型 / 肝臓 / 非侵襲的診断法 / がん / Mac-2bp / NAFLD / 非侵襲的 / 組み合わせ / 前立腺がん / PSA / 生活習慣病 |
研究成果の概要 |
糖鎖は、タンパク質の翻訳後修飾を担う重要な生体分子で様々なライフサイエンスの分野と融合研究が進んでいる。本研究では、私たちがこれまで開発してきた糖鎖バイオマーカーを使って、画像診断との組み合わせで潜在性の慢性膵炎や脂肪肝からNASH(脂肪肝炎)へと進行するようなハイリスク群をどこまで診断できるか否か検討した。そして、糖鎖バイオマーカー測定系の改良や糖鎖とペプチド(タンパク質)を同時に認識する次世代型糖鎖抗体の開発を行った。さらに、これまでの消化器系疾患だけでなく、糖鎖解析技術を他の領域の研究へと応用した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
膵がんや脂肪肝由来の肝硬変は、診断時に進行していることが多く、治療の選択肢が限られている。本研究では、糖鎖バイオマーカーと画像診断の組み合わせによって、潜在性の慢性膵炎や脂肪肝炎ハイリスク群を絞り込むことができた。これによって、最大の難治がんである膵がんや近年増加している脂肪肝炎に対して、先制医療の可能性を示した。 また、糖鎖研究の分野で最大のトピックスの1つと考えられる次世代型糖鎖抗体の作製に成功し、炎症性腸疾患の新しい発症機序解明なども含めて、ライフサイエンス分野全体における大きな学問的貢献をした。最近増加傾向にある前立腺がんの非侵襲的診断法開発の糸口を見出した。
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